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2009年06月 アーカイブ

2009年06月05日

那須氏(なすし)は下野国那須郡発祥

那須氏(なすし)は下野国那須郡発祥。藤原北家長家流とされる。

藤原道長の六男・藤原長家の孫藤原資家を祖とし、元は須藤氏を称していたが、那須資隆(太郎)の時、那須氏を称したとされる。一般には屋島の戦いで扇の的を射落とした那須与一で知られるが、吾妻鏡によって明確に存在が確認されるのは鎌倉時代初期の那須光資からであり、与一の存在も含めそれ以前の系図や事跡、伝承には疑わしい部分も多い。

鎌倉幕府成立後は御家人となり、室町時代には最盛期を迎え、結城氏や佐竹氏と並んで、『関東八屋形』のひとつに数えられた。しかし15世紀前半に上那須家と下那須家の二つに分裂して衰退。永正11年(1514年)、上那須家が内紛により滅亡し、下那須家の那須資房が那須氏を統一するが、その後は宇都宮氏や佐竹氏との抗争に明け暮れる。天正18年(1590年)、那須資晴が豊臣秀吉の小田原征伐に遅参したため所領を没収されたが家臣・大田原晴清の陳謝で資晴の子・那須資景に五千石を宛てがわれ、かろうじて改易は免れた。
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関ヶ原の戦いでは東軍に属し、江戸時代には下野那須藩1万4千石の大名となる。3代藩主那須資祗の時、2万石に加増され同国烏山藩に転封。しかしその養子那須資徳がお家騒動(幕法違反)により改易され、以後千石の交代寄合として明治維新まで存続した。なお、この那須氏の末裔(直系に当たる)が昭和初期に起きた弘前大学教授夫人殺人事件の被告人となったが、裁判により冤罪とされている。

2009年06月22日

禹(う、紀元前2070年頃)は

禹(う、紀元前2070年頃)は中国古代の伝説的な帝で、夏朝の創始者。名は、文命(ぶんめい)、大禹、夏禹、戎禹ともいい、姓は姒(じ)、夏王朝創始後、氏を夏后とした。

父は、鯀であり、鯀の父は、五帝の1人である帝顓頊である。従って、禹は、帝顓頊の孫である。また、帝顓頊は黄帝の孫であるので、禹は、黄帝の玄孫にもなる。

塗山氏の女を娶り、啓という息子をなした。

禹は人徳を持ち、人々に尊敬される人物であった。また、卓越した政治能力を持っていた。しかし、それでいて自らを誇ることはなかった。もっとも伝説的な人物であるから、このような聖人として描かれるのであろう。
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帝堯の時代に、禹は、治水事業に失敗した父の後を継ぎ、舜に推挙される形で、黄河の治水にあたった。『列子』楊朱第七によれば、このとき仕事に打ち込みすぎ、子供も育てず、家庭も顧みなかったので、身体が半身不随になり、手足はひび・あかぎれだらけになったという。しかしこの伝説は、どうも元来存在した「禹は偏枯なり」という描写を後世に合理的に解釈した結果うまれた物語のようである。『荘子』盗跖篇巻第二十九には「尭は不慈、舜は不孝、禹は偏枯」とあり『荀子』巻第三非相篇第五には「禹は跳び、湯は偏し」とある。白川静は『山海経』にみえる魚に「偏枯」という表現が使われていることから、禹は当初は魚の姿をした神格だったという仮説を立てた。実際「禹」という文字は本来蜥蜴や鰐、竜の姿を描いた象形文字であり、禹の起源は黄河に棲む水神だったといわれている。

そしてこの「偏枯」という特徴を真似たとされる歩行方法が禹歩であり、半身不随でよろめくように、または片脚で跳ぶように歩く身体技法のことを言う。禹歩は道教や中国の民間信仰の儀式において巫者が実践したやり方であり、これによって雨を降らすことができるとか岩を動かすことができるとか伝えられている。日本の呪術的な身体技法である反閇(へんばい)も『下学集』などの中世の辞書では禹歩と同一視されているが、必ずしも同じであったわけではないらしい。

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